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事業会社の定量評価事例

概要

AさんとBさんの身長を比較する際に、「AさんはBさんより少し背が高い」という言い方は「定性表現」と呼ばれます。対して「AさんはBさんより5cm背が高い」という言い方は「定量表現」と呼ばれます。
すなわち、数値を用いて評価することを「定量評価」と呼びます。
定量評価は、数値を用いて表現されるため、定性評価と比較して具体的にイメージしやすく、だれにでもわかりやすいというメリットがあります。
逆に、人間の感覚のように定量評価自体しづらい対象は無理に定量評価せず、定性的に評価すべきだと考えます。たとえば、「私は今日、昨日より3倍気分がいい」と言われても、他人には「あなたは、今日はとても気分がよいのですね」としか解釈されません。
ビジネスの現場では具体的に表現することが重要ですから、ボードメンバーやステークホルダーに理解してもらうために、定量的に表現することは非常に有効です。
SOMPOリスケアマネジメントでは、ERMにも活用できるさまざまなリスクの定量評価手法を研究・開発しており、リスク以外に対しても、問題解決に適した定量評価サービスを提供しています。

ご活用例

過去において事業会社では、当社の定量評価サービスを以下のように活用されています。
なお、定量評価に関する基本的な手法については、以下のリンクにて説明しています。

事例1 遅延時間とインパクトの関係より指標を策定(運輸会社)

まず数十万件という膨大なデータから、遅延時間の確率分布を分析しました。さらに、遅延時間と人が実際に感じるインパクトの関係を、アンケートを用いて分析しました。
そして、この両者の分析結果から、実際の遅延時間とインパクトの関係を、確率分布を用いて定量評価して、最終的に路線毎の輸送量から実態に即したインパクトの大きさを求める指標の策定に貢献しました。
現在こちらの企業では、この指標を用いて対策を講じるべき路線を決定し、さらに対策後の効果も指標の改善度合から判断されています。

〈遅延時間とインパクトの関係〉
遅延時間とインパクトの関係

事例2 供給途絶時における影響度分析(インフラ企業)

供給ラインが途絶した際に与える影響を、供給先の業種と年間供給量から判断できるよう種々の調査を行い、金額で定量評価できる指標の策定を支援しました。
この指標を活用して供給ライン毎の影響金額を算出し、対策の優先順位を決定して、順に対応されています。

〈インフラの供給支障に伴う損失例〉
インフラの供給支障に伴う損失例

事例3 金券の未回収率分析

毎年発行されている使用期限のない金券について、年度毎の発行枚数と回収枚数から回収率を分析しました。また回収率から未回収率を求めることにより、未回収率の確率分布を統計処理によって導き、経過年度と未回収率の関係を定式化しました。
そして十分長い期間に対する未回収率をみなし永久未回収率として定義し、準備金の算定に活用いただいています。

〈経過年度と金券の対前年回収率との関係〉
経過年度と金券の対前年回収率との関係

事例4 人間信頼性評価モデル(インフラ企業)

一般的に、機械の導入によって自動化された作業については、機械の不具合等が発生した場合には従来のように手作業で対応することになりますが、普段行っていない作業なので逆に失敗する可能性が高くなっていると考えられます。
このため、人間の信頼性を評価する必要があり、自動化された作業についてイベントツリーを応用した人間信頼性解析モデルを構築しました。
さらに、これをヒューマンリライアビリティ(Human Reliability:人間信頼性)を定量評価する基礎的モデルとしてTHERP*のエラー率を適用し、ケース別の影響度分析や感度分析等を実施しました。

*
THERP(Technique for Human Error Rate Prediction)とは、Swainによって提案された人間信頼性解析手法の一種です。

〈人間信頼性解析モデル(例)〉
人間信頼性解析モデル(例)

以上の事例のように、本サービスはお客さまのニーズを的確に捉え、当社の知見や得られるデータをもとに、お客さまと共に何をどのように分析してモデルを構築するか考え、目的を達成していくという、完全にテーラーメイドのサービスです。
またERMのパーツとしてもご活用いただくことができます。
指標の策定や、膨大なデータの分析など、お困りのことがありましたらお気軽にご相談下さい。

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